的屋の収入は売る物や売る場所によって異なります。
例えば「たこ焼き」や「かき氷」は売れやすいので儲けやすいですが、「焼きイカ」などは人気商品と比べたら売れませんので、そこまでは儲かりません。
また、小規模な祭りよりも「祇園祭」などの大規模な祭りの方が多くの集客が望めますので、お客さんが多い分、多くの収入を期待することができます
では、たこ焼きなどを大規模な祭りで売ったらどのぐらい儲けられるのか?
これは原価や売値によっても異なりますが、たこ焼きを平均的な原価で仕入れ1皿500円で売ったとしたら、1日の儲けは最大50万円前後になります。
たこ焼きの平均的な原価は1皿50円前後になりますので、1皿売って450円の儲けとなり、1日に売れる量は約1100皿ということになりますね
本当にそんな売れるのかと思うかもしれませんが、大規模な祭りでしたら焼きそばでも1000皿はザラであり、それ以上売れることも珍しくありません。
ちなみに焼きそばの場合は、1日の儲けは最大30万円前後になります。
的屋は1年中やれるような仕事ではありませんが、夏や正月などのシーズン中に働くだけでも、年収で500万円以上稼いでいる人は意外に多くいます。
中には年収1000万円以上稼いでいる人もおり、2012年に生活保護の不正受給で捕まった的屋の人の平均月収は約115万円と公表されていました。
単純計算ですが、年収は115万円×12で1380万円になりますね
その人は焼きそば屋をやっていたみたいですが、2011年の年商が約1580万円で年収が1380万円ですので、利益率はかなり良いと言えるでしょう。
やり方次第では的屋はかなり稼げる職業です。
ただし、的屋をやれば誰でも稼げるという訳ではなく、売る物や売る場所によっては年収が200〜300万円台になってしまうことも少なくありません
また、祭りで露天を出すには「露天商組合」というところに加盟しなければいけませんが、地域によっては売上の50%以上を組合に取られてしまいます。
売る物に関しても自分で決めることはできず、基本的には露天商組合に決められてしまいますので、収入に関しては組合次第と言っても過言ではありません。
人によって収入に大きく差が出る職業だとも言えます。
なお、的屋を始めるには前述した通り「露天商組合」というところに加盟しなければいけませんが、組合への新規参入の方法は一般に公開されていません。
組合員の知り合いがいるなら相談するのが1番ですが、いないなら役所の観光担当の方などに露天商組合を紹介してもらって、加盟の意思を伝えて下さい。
それ以外でも既存の的屋に弟子入りすることで、将来的に加盟することができますので、求人に応募をしてアルバイトとして働いてみるのも良いでしょう
ちなみに、アルバイトの給料は日給で1万円前後が相場となっています。
近年は祭りの数も徐々に減ってきており、昔に比べたら稼げなくなってきていますが、それでも利益率の高い非常に魅力的な仕事なのは間違いありません。
祭りが完全になくなることは100%有り得ませんので、的屋をやろうかどうか迷っている方は、地元の露天商組合に問い合わせだけでもしてみて下さい。
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